ボケております。

ここ数年間、人間関係が忙しかったのですが、そのせいというわけでもなく、なんのせいだかわかりませんが(運動不足は大きい)、私はだいぶボケてきております。 ここを病んだブログにしても仕方がないので、別のブログを立てました。 リンクを貼るかどうか…

紙の本

私にはやはり紙の本のほうが向いている、というなんでもないことを更新します。 感想を書こうと思うと容量がいっぱいのミニパッドではなかなか振り返りが難しい。 最近独り言がとても長いのでブログに書くべきではないのか、しかしそれを誰が読むのか、と葛…

眠りがちな精神が目を覚ましていられる短い時間

おはようございます。 (深夜1:42) 心が暖かいと色んなものへの感度が上がって、世界が肌理細やかに見えます(触れます)。 どん底に心が冷たい時にも、世界の別の相貌について感度が上がることがありますが、それは多くは、この日記のような小さな星に記し…

お父さんが出てくる物語

「ヘフツィール物語」A・レペトゥーヒン (訳)岡田和也(絵)きたやまようこ(未知谷) を取り出してくる。 この作品は著者のレペトゥーヒンが娘の姉妹のために語った物語を編んだもの。 一見するすると読めてしまうおとぎばなしなのだが、『書き手のお父さ…

幽霊からの手紙何通目

六月三日:砂時計のようにどんどん零れ落ちて行く。 じっとしているとだんだん自分がガラスだけのような気がしてくる。 砂は全て零れ落ちてそこらへんに散らばっている。 とりあえず死なないために昼飯を食べる。 寒い。 止まったら終わりの気がして家の仕事…

2017-08-28-21:28

口火、という言葉は美しい。

脳味噌を

興奮させると危ない、 と言われているのにネットを見るので、 トーマ宇宙飛行士(それはお名前のほうだ) の写真だけ見るひとつき、などにしたほうが よい気がばしばししています。「青空」zabadak はよい意味で引用しました。 未来を考える時に今の年齢にな…

喪失を

喪失の過程を豊かなものだとしみじみと思う時、その人は狂いはじめているだろうか。

zabadak 「青空」- ここが奈落なら、きみは天使 より

​作曲︰吉良知彦 作詞:小峰公子 吉良知彦2023/03/10追記 歌詞サイト、違法転載に当たるのか軒並み消えてしまいました。物を書く人間が現在の著作権法をきちんと知らないのはいけませんね。ということで、ぜひ聴いてくださいまし。 多くは、いまは書き切れま…

郡山テレポート

郡山の本屋さんを訪れる方に書き置きを。(※1)みどり書房桑野店 の本棚 http://thegiverisreborn.blogspot.jp/2012/09/blog-post_23.html?m=1 から みどり書房イオンタウン郡山店 の本棚へ ジャンプ。 (図書新聞にも寄稿されている東野徳明様のテレボート先…

大きなまるい月と、図書館に棲む蝶。

予告から(【手帖】本屋大賞「超発掘本」の衝撃 - 産経ニュース)少し気にしていた。二階堂奥歯「八本脚の蝶」(ポプラ社)の編集者である斉藤尚美さんからこの度の本屋大賞「超発掘本」選出を受けて新しい帯を巻かれた本を譲り受けた桑原聡さん(産経新聞文…

眠れずに迎えた朝に

雪雪さんの「醒めてみれば空耳(2016-09-01)」を読んでよりぼんやりと反芻したり反省したりしている。私はここまで細密に言葉を選んで書くことはできない。 なぜなら書くことを怠ってきたからだ。 怠っていなくても、読み取れる部分はかなり違ったのではない…

青_1999

青 セイ あお セイタカアワダチソウ 葵 アオイ色 青い色 いろめきたつ タチバナ 中道を行く 砂煙の立つ 土埃の立つ 乾いた夏 目も上げられぬ 日光 焼けつく 嫉けつく 付け焼き刃の 想い 想念は 熱に溶け 夏に解け 嫉かれて消えて それはなかった暗箱 の底へ …

ほどけるまでの、長い、時間。 2003年01月23日

ほどけるまでの長い時間 2003年01月23日(木)02時57分58秒 こんばんは。 明日はお休みなので夜ふかしをしている私です。 悲しみのただ中にあった頃、私は「それ」以前の自分の明るさや、失った人との暖かい思い出などを、すぐには糧にはできませんでした。 ど…

おそらく二千年の春、佃の本屋さんでの思いで

三月八日 ♪Laulu vita nova 『魔法飛行』からさかのぼり 『ななつのこ』に手を伸ばす。 『魔法飛行』を本屋で手にとり、買おうか買わないか、迷っていた。 もちろんすぐにでも家へ連れて帰って読みたい本だということは一目見てから分かっていた。 けれど今…

テスト

テストです。

下りていく

下りていく手つかずの場所から刈りとってくるわるい記憶の季節から永遠のように小さく 心を動かした 思い出を小石の中のきらめきのように かすかなものをより分ける そこは洞穴だ水もあれば灼熱のマグマも煮えたぎる年月を凝縮させた洞穴(そこには黒い血も…

触れられない呪い

なんの慰めにもならないけれど。 私以外の人には。私の形が変わったのだとはじめに教えてくれたのは私ではなかったんだと知った。 私が元通りにすぐになるはずだと思いながら、二度と元通りにならないことを教えてくれたのは私ではなかったんだと知った。二…

彼岸と此岸の距離が

あまりにもはっきりと感じられすぎてつらく、自分の一部を消しました。 30日は戻る猶予があるらしい。 少し考えます。 メッセージありがとうございます。 心配かけてしまってすみません。http://twilog.org/kluftrose11/

2001年3月25日

私には現実がよくわからない。 今朝目が覚めたら雨の音がして、ブラインドの外では鳩が唸っている。卵を生む所を探している。 私は手を伸ばし、カーテン越しにブラインドを揺らす。鳩は逃げていく。 私には現実がよくわからない。 梅雨のように生ぬるい空気…

2003/‎03/‎28 ‏‎0:37

25日の日記を書いたあと。 友人からメールが届く。 夜中。 それを読み涙を流す。 今わたしを疲れさせているこの激しい否定は、 わたしの中に棲んでいる。 否定をせずに行けるか? どこまで生きていけるか、どこまで行けるのかと、明日をにらんで問いを投げた…

金子千佳「遅刻者」を読んでいて

この言葉の連なりが私の息を苦しくさせる。 すべて「あなた」と呼びかけるものを、一度真っ黒に塗りつぶしたあとの私は「抽象的な言葉」を禁じた。 そのようなものはお友達同士でやりなさいという嘲笑や、そもそもの「あなた」の位置に空いた多くの空隙が。 …

人形のほうは

なんとなく雑多になるので「はてなブログ」のほうに移そうと思い下書きに入れる。 あまり自分にしか意味のない更新しかできていない。 それでいいとも思う。 それではいけないとも思っている。「図書館の魔女」高田大介/の感想のメモをちょびちょび足して行…

「図書館の魔女」高田大介

◆上巻 P.109辺りを読んで泣いている。 泣いているというよりは涙が勝手に落ちる。 私はあとから来た人間。 時代の一回性。P.167 "どこか不思議そうな、言問いたげな表情をすら浮かべていた" "なんだか怒っているようにも見えるその表情" "彼女がしばらくは「…

夢の道標

夢もまだ醒めないままの瞳で 青空を指さして あなたはもうずっと先へ行ってしまった 私は地平線を見る 明けることも暮れることもない薄桃色の薄明が 古びてもなお張りついている 暗い箱の一面で 私は昔の未来を空に描いてみる あなたは絵のなかで 細い指をあ…

「才能のある子のドラマ」アリス・ミラー 引用

P.10 この人たちが相談にきますと、最初の時間から、自分たちの両親、少なくとも両親の一方は大変理解のある人だった、とか、周囲が自分のことを理解してくれないことが、ままありはしたが、それはおそらく自分のせい、つまり、自分が自分を理解してもらえる…

「POPULOUS MAIN THEME」葛生千夏

No one did this, so you shall do this : To stand for mighty will. No one had this, so you shall have this : The mystic chest of times.Let your gazelles be flourishing, And keep them from vanishing.Call for thunders to tear off darkness, Or…

未来という感覚

幼い頃に、自分と分かち難い存在が若くして突然にこの世を去る。 わたしは子ども特有の回復力で日々のことに紛れ埋れ吸収し伸びて行く時間をすごす。 いちばん近しい家族でさえ胸を撫で下ろす。理屈の通らない話だと分かっているのに、自分が長くは生きない…

薄明から(引用)

人は薄明のうちに、謎とともに生まれる。もしも運命という石が見出されたとしたら、人はそれを限りなく透明になるまで、飽くことなく磨きつづけることだろう。ある人にとって、絵を描く行為は、このような薄明のなかから生まれるのだ。その種子は無心の巣の…

物たちからの問いかけ、到達しない愛(引用)

しかし、かれら物たちのすべてが、私の認識の枠のなかで、飼い馴らされ、おとなしくしているわけではない。 ある物たちは絶えず私に問いかける。 いや、私に謎をかけるのである。 私はかれらを鎮めるために、言葉を考えてやらねばならない。それがいまかれら…